お引っ越し
引っ越しは、猫も大変
猫の不安を取り除く
住み慣れた家や地域から離れて、まったく知らない環境に変り住むことは、猫にとっては大事件です。
極度の不安とストレスから、それまでやらなかったようなツメとぎや室内での排尿など、問題行動を起こすこともあります。
引っ越しの前後は、一緒にいる時間をなるべく多く持つようにして、猫の心の安定に配慮してあげてください。

引っ越し前
荷造りで家の中は雑然とし、家族もあわただしい雰囲気。
居場所もなくなり、猫は不安の極地です。
室内飼いの猫の場合は、出入口の開閉に気配りをし、自由に遊ばせておく方が猫も安心します。
いつも以上に声をかけたり触れたりして、猫の気持ちを落ち着かせてあげましょう。

引っ越し当日
当日は、見慣れない人や荷物の出入りに興奮しがちなので、キャリーバッグやケージの中に入れておくのが安全です。
使い慣れた敷物やおもちゃも一緒に入れておいてあげましょう。

引っ越し先が近い場合は、猫の移動は前日に済ませ、当日は家族の誰かと現地で待機しているほうがより安心です。

移動中
食事は出発の2時間前には済ませ、キャリーバッグに入れたまま移動します。
いちばん猫に慣れている人がそばに座り、声たけて安心させます。

到着直後
新しい家に着いた途端、いきなり開いているドアから猫が逃げ出してそれっきり不明、ということもよくあります。
すべての荷物の移動、片づけが終るまで、キャリーバッグに入れたままにしておきます。
トイレが心配な場合は、お風呂場や締めきれる部屋を先に片づけて、トイレとー緒に猫を入れておきます。
こういうときベッドとトイレが入る小ケージ (60×90×60cm) は大変便利です。
夜、戸締まりが済んだら、家の中を自由に探検させてあげてください。

かたづけ後
数日間は、猫と遊ぶ時間をたっぷりとって、ストレスを癒してあげましょう。
それまで放し飼いだった猫でも、新居への引っ越しを境に、室内飼いに慣れることもあります。
しばらくは外に出さずに、新しい家環境に馴染ませるようにして、様子を見てあげてください。

猫が迷子になったら・・・
●迅速な行動が発見につながる
室内しか知らない猫が、何かの拍子に外に出て道に迷ったり、慣れない風景や人におびえて動けず家に帰れなくなってしまうことがあります。
地理には強かったはずの放し飼いの猫でも、発情期についテリトリーの外に出てしまって、見知らぬエリアで放浪の身に、ということもあります。
いわゆる「迷子猫」。
猫がいなくなった場合、気づいたらすぐ探すのがいちばんです。
早ければ、早いほど見つかる可能性は高くなります。

●捜索範囲はご町内
去勢、避妊をしている猫は、それほど遠くへは行っていません。
いなくなった場所から、半径500m以内が捜索範囲です。
外を知らない室内飼いの猫は、近場にいます。
発情期のオス猫や、テリトリー外へ出てしまった猫も、4~5日くらいなら半径500m付近にいるはずです。
迷子から日数がたってしまった場合は、半径1~2kmまで範囲が広がります。
いなくなった時点で、保健所、警察、動物管理事務局、区役所などに連絡して、失踪届を提出します。
遺失物として届いていたり、ノラ猫として保護されていることも。

捜索方法
探す時間は、猫の行動が活発になる深夜から朝にかけてが有効です。
昼間なら、大きな声で猫の名前を呼びながら、草むらやものかげの多い場所を中心に探します。
犬のいない植え込みの繁った一戸建ての庭、路地裏、公園、駐車場など、人通りの少ないところがキーポイントです。
猫の写真と特徴、連絡先を書いたポスターを人通りの多い場所に貼るのも有効です。

猫との旅行
行く前の準備とこころがけ
犬は、おおむね家族と一緒の旅行やドライプを好みますが、環境の変化を嫌う猫は、移動・旅行が苦手です。
飼い主にとっては、かわいい猫を残して旅行や遊びに出かけるのは不憫でも、猫にとっては見知らぬ場所へいくのは不安、苦痛な場合がほとんどです。
猫にストレスを与えずに旅行を一緒に楽しみたいのなら、日頃からの準備とこころがけが必要です。

1. 猫が外出に慣れていること:
車や人の声などの騒がしさや乗り物での移動に慣れていないと、不安でパニックを起こしてしまいます。

2. キャリーバッグ、首輪、リードに慣れていること:
旅行先で、一度逃げ出してしまったら、つかまえることは困難です。
移動中や現地で使うことの多いこれらの道具に、飼い主も猫も慣れていることが必要です。

3. 猫が健康であること:
生後2ヵ月以内の子猫は、長時間の移動は危険です。
また、産前産後、発情期の猫、老猫、病弱猫もかわいそうです。

猫と一緒に泊まれるかを確認する
目的地が決ったら、猫と一緒に泊まれるホテルや旅館、キャンプ場などを調べて、予約します。
予約時には、猫も一緒に入室できるのか、料金や食事などについても確認をとりましょう。

猫に必要なものをコンパクトにまとめる
猫の生活用品は、道中や宿泊先で調達できるとは限りません。
旅行の日数に最低限、必要なものは必ず持っていきましょう。

トイレと砂:
ふだん使い慣れたトイレと自分のニオイのついた砂を混ぜた砂、消臭プレーを持っていきます。
砂は消臭効果の高い砂を選びましょう。

食事と食器:
食べ慣れたキャットフードと好物のもの、コンパクトな食器を。

水:
移動中に飲めるように、冷たい水を水筒に用意します。

キャリーバッグ、首輪、リード:
慣れない場所でこわがり、キャリーバックからの出し入れ時に逃げ出してしまう危険もあります。
移動時・現地では、リードをつけさまキャリーバッグに入れる方が安心です。
猫が使い慣れている毛布などの寝具を敷いておきます、
万一に備え、首輪にはなまえと連絡先を記入しておきましょう。

ツメとぎ器:
宿泊先の家具や壁にツメ痕をつけてしまっては大変です。

その他:
洋服用毛取りブラシ(チェックアウト前の室内の掃除用)、グルーミング用品、トイレシート(そそう用)、ビニール袋(乗り物酔い用)など。

当日の注意
出発の2時間前に食事をさせ、移動中は食事を与えないこと。
車での移動は、1~2時間ごとに休憩し、新鮮な空気を吸わせあげます。
運転中、キャリーバックはクーラーやヒーターが直接当らず、振動の少ない後部なの床に置くとよいでしょう。
もし、酔ってしまったり、途中下車して、外気にあててあげましょう。
乗り物に恐いやすい猫には、獣医師が処方する動物用融い止めもあります。
夏場は、熱中症にならないように、クーラーを切った車内に10分以上放置しないようくれぐれもご注意を。

・現地での注意
移動時の興奮がおさまるまでは、キャリーバッグに入れておきます。
飲み水をあげて落ち着いたらバッグから出し、リードをつけて一緒に周囲を探索してあげましょう。
散歩に慣れている猫でも、人通りや車の多いところでは、必ず抱いて歩くようにしてください。

猫のお留守番10のポイント
1~2泊程度なら猫はひとりで留守番できます。
お留守番のポイントは、以下の5つ。

1.食事:
傷みにくいドライフードをたっぷり出しておきます。
食べた分だけ、量がつぎ足される自動給餌器が便利です。

2.水:
きれいな水もたっぷり置いておきます。

3.トイレ:
ひとつしかないと汚れてしまいます。
汚れたトイレは使わないのが猫。
トイレ以外の場所でしてしまうこともあります。
とくに、複数の猫がいる場合は、トイレは多めに用意しておく方が安心です。

4. 室温:
気候のいい春、秋は問題ありませんが、問題は冬と夏。
冬はペットヒーターなど安全な暖房器具を用意して、朝晩暖かく過ごせる工夫をしてあげましょう。
夏場は、閉めきった室内の温度は想像以上に高くなります。
やや高めに温度設定したクーラーをつけていったり、高窓や格子窓など、防犯上安全な窓を開け、換気扇を弱でつけていくなどの配慮が必要です。

5. 留守中事故がないように:
お風呂の湯ぷねのお湯は捨て、倒れやすい花瓶やインテリアなどはかたづけておきます。

3泊以上家を空けるときは、家族や友だち、専門のペットシッターさんに留守をお願いするのがいちばんです。
食事とトイレの掃除、部屋の換気など世話の内容と緊急連絡先をメモし、頼みます。
帰宅したら、留守中の猫の様子を聞いておきましょう。

猫を預ける・猫を預かる
預けるとき
ペットホテルなどに預ける場合
2泊までなら、猫はひとりで留守番できますが、3泊以上はとくにトイレ、夏場であれば室温・換気も問題です。
お世話を頼める家族や知人が近くにいない場合は、猫を人に預けるケースも生じます。
猫の健康に不安があれば、かかりつけの動物病院に相談すると、預かってもらえる場合が多いです。
ペットホテルの場合は、衛生状態、食事・サービス、料金、事故が起こったときの保障などについて事前によく確認し、納得のいくところを選びましょう。
ペットシッターさんは、預けたことのある方のアドバイスを参考に、紹介してもらうのがいちばんいいようです。

友だちに預ける場合
預かってくれる相手と猫が気心が知れているのがいちばんです。
また、猫同士のトラブルを避けるためにも、猫を飼っていない人が無難です。
日程的な余裕があれば、預ける前に、猫と一緒に先方へ一度遊びに行けるとベストです。
猫の食事と食器、ベッド、トイレ、遊び慣れたおもちゃなど、猫の生活道具一式に、食事の量と時間、トイレの扱い方などのお世話メモ、連絡先を添付して預けます。
預ける日数が1週間を超えるときは、飼い主のニオイのついた衣類などを一緒に預けておくと、猫もさびしくありません。
途中出先から電話できれば、声を聞かせてあげるのもいい方法です。

預かるとき
猫を飼っている人が猫を預かる場合
猫を預かる上でいちばん気がかりなのは、自分の猫との相性です。
雌雄が異なる成猫同士や、片方が特別温厚であったり、子猫の場合は、それほど大きな衝突はありません。
前もってお見合いをさせておけば、より慣れやすいでしょう。
預かってからも様子をよく見て、どうにも相性が悪い場合やトラブルの気配を感じたら、預かった猫をケージに入れて、別々にする方が安心です。
猫を飼ったことがないけれど、預かることになった場合は、その猫の生活パターンや扱いのポイントなどをなるべく詳しく聞いておきましょう。

帰ってきたら…
なんといっても、家がいちばん!
預かってくれた人がよく面倒をみてくれ、猫もそれなりになついたとしても、猫にとっては住み慣れた家がいちばん。
ペットホテルや動物病院の場合は、ケージ越しとはいえ、ほかの動物と一緒のこともあり、心細く、こわい数日間だったはずです。
猫によっては、ほとんど食事もノドを通らなかったということもあります。
ブラッシングやスキンシップなど、その猫が大好きなことにたっぷり時間をとって、かわいがってあげてください。
預けていた期間が長い場合、家に戻っても落ち着きがなくなることがあります。
焦らずに、時間をかけて信頼関係を回復していきましょう。

猫の性格もいろいろ
●10猫10色
猫の個性は1匹1匹じつにいろいろです。
生後2~3ヵ月ころの遊び方に性格はよく表れ、生後6ヵ月くらいまでで猫格はほぼ決定するようです。
おっとりしていた子猫はおっとりした成猫に、自立心の強かった子猫はたくましい成猫になります。

●個々の性格を見極める
複数の猫を飼う場合でも、2匹までなら猫同士結束しやすく、お互いに遊んだり甘えたりします。
3匹以上の場合は、家の中でのテリトリー配分に力関係の差が表れやすくなり、頭のいい子、覚えの悪い子、気弱な子といった個性差も目立ちがちです。
その猫の性格やレベルに合わせた接し方やしつけ方をすることがポイントです。

●古くからいる猫ほど大切に
それぞれの猫の飼い年数が違う場合は、猫たちが仲良く、関係がうまくいっていても、古くからいる猫を立てるようにしてあげてください。
あとからきた猫が子猫だったり、甘え上手だったりすると、ついかわいがってしまうものです。
先住猫が温厚でなんら問題行動を起こさない場合でも安心せずに、こっそりおやつをあげたり、褒めてあげたりの特別待遇をして、これまでに築きあげた信頼関係を上手に深めていってあげてください。

猫の寿命
猫も長寿
飼い猫の平均寿命は延びる傾向
動物医療の進歩、ペットの栄養学や飼育知識の普及から、飼い猫の平均寿命は13~15歳と延びています。
これは人年齢でいえば、68~76歳。18年、20年生きる猫も最近ではめずらしくなくなってきました。
人年齢でいえば40代後半の7~8歳で老化の兆候が表れる猫がいる一方で、15歳を過ぎても食欲旺盛・元気溌剌の猫もおり、生活習慣や成育環境の違いが個体差を広げているようです。

老化のしかた、進み方は人間と同じ
20歳にちかづくと、目に見える老化が著しくなります。
聴力、視力は衰え、歯も抜け落ちます。
周囲に対する関心が衰えて、名前を呼んでも反応が鈍くなり、動作は緩慢になります。
体の機能全体が衰えるので、食事とトイレ以外は動くことをおっくうがり、1日の大半を寝て過すようになります。
ホルモンバランスが崩れるため、被毛のツヤが悪くなって量も減り、セルフグルーミングもほとんどしなくなるため、抜け毛や毛玉も多くなって皮膚もたるんできます。

消化器官、泌尿器官の衰え
運動不足と内臓機能の低下から、食事の量が減って便秘になったり、消化不良から食事量が増えて下痢気味になったり、泌尿器の衰えも目立ちます。

老猫にやさしい環境づくり
衰えた体力に負担がかからないようベッドの位置を低くしたり、食事や水も近くでとれるような配慮も必要です。
トイレの回数が多いようなら、ベッドの側に移動します。
被毛が薄くなり、体温調節の機能も低くなっています。
とくに夏場や冬場の室温調整に注意しましょう。
余計なストレスをかけないためにも住み慣れた環境を変えないように、家族みんなで心がけてあげてください。
老猫をいちばん元気づけるのは、飼い主のやさしい声かけです。
反応が衰えていても名前を呼んだり話しかけたりして、元気づけてあげましょう。

食事は老猫用に
食事は、子猫のときの離乳食と同じ要領です。
消化の良い、良質なタンパク質を少なめに、回数を増やして与えます。
消化能力が衰え、歯も弱くなっているので、材料は細かくしてペースト状にしたり、老猫用のキャットフードに変えるなどの工夫をしてください。

高いところへの跳び上がりや跳び下りができなくなり、頭を振るとよろめいたり、トイレでの、いきみもふらつくようになります。
1日のほとんどを寝て過ごすようになり、名前を呼んでも、反応が鈍くなります。
抜け毛が多くなり、セルフグルーミングもほとんどしなくなるため、毛玉ができやすくなります。
全体に被毛が短くなり、量も減って薄くなります。

老猫に多い病気。
老猫に多い病気ベスト5は

1. 腎不全
2.外傷による化膿
3. 呼吸器感染症
4. 口内炎・歯周炎
5. 皮膚炎

です。
腎不全は6歳ころから表れはじめます。
歯周病はとくに前歯と臼歯に多く、食べるときにぎしぎしと音が出たり、口臭などの症状がでます。
口が痛くて食欲不振が続くときは、ハチミツやブドウ糖などの栄養補給を。

●腎臓病に注意
すべての身体機能が落ちますが、12歳を過ぎるころからほとんど例外なしに腎臓の機能が低下します。
慢性腎不全と診断されれば、タンパク質、塩分、リンを抑えた食事療法が必要です。
多飲多尿になるので、いつも新鮮な水をきらさないようにしてください。
予防のためにも、6~7歳を過ぎたら、毎年定期検診を受けるようにし、早期発見をこころがけましょう。

●便秘にはサラダオイルを
老猫に多い便秘には、1週間に1~2回、食事にサラダオイルを大さじ1~1/2ほど混ぜます。
マーガリンや無塩バターをなめさせるのもかまいません。

愛猫との別れ
埋葬
出会いあれば、別れあり
ペットの死は、いつかくる避けられないものです。
一緒に暮らした年月が長ければ長いほど、失ったかなしみは深く、つらくなります。
家族の一員として埋葬し、ていねいに供養することは、わずかでも心の痛手を癒してくれます。
自宅に庭があれば、埋葬用に穴を掘り、埋めてあげましょう。
犬などに掘り返されたり、後日造園などで掘り起こしてしまわないように、50cm以上の深さに埋めるのが適当です。

遺体の引き取りは、民間ではペット葬儀社があります。
遺体の引き取り、火葬、納骨、供養、墓地の手配など、葬儀に関するすべてを執り行ってくれます。
共同埋葬する合同葬、個別葬があり、遺骨を引き取ることも、お墓を立てることもできます。
自治体の保健所や清掃局が遺体を引き取ることも可能です。
費用は、ペット霊園は1~2万円(墓石は別途)で葬儀の内容により異なります。
自治体は1.000~3,000円くらいの費用がかかります。

安楽死を考える
長く一緒に暮らした動物が、病に苦しみ、救う手だてが残されていないとき、さらに今以上に苦しみが増すことがわかっているとき、安楽死を選ぶか、看護して最期をみとるかは、飼い主が迫られる辛い選択です。
痛みや苦しさのわけを理解できないペットが必死に助けを求めてくるとき、安楽死を考えることは、ペットに対する飼い主としての最後の愛情でしょう。
家族で充分話しあい、かかりつけの獣医師に相談して、悔いのない最期を迎えてあげてください。

ペット・ロスのかなしみ
心から愛した動物の死が、近親者の死と同じか、それ以上にかなしいのは、動物がことばを持たないからでしょう。
死を前に、愛の深さや共に過ごした年月への思いを、人は、ことばで伝え合うことができ、お互いのかけがえのなさを、ことばによって慈しむことで癒されていきます。
動物と人は、しぐさやまなざしだけで通い合ったものの純粋さゆえに、喪失は喪失のまま、残された人は立ち直り難いのかもしれません。
おそらく癒しは、彼、彼女によって享受できた幸福への心からの感謝によってのみ、かなえられるように思います。

首輪は、ほんとうに必要?
●人間から見れば、猫の首輪はかわいいアクセサリーです。
外に出る猫の場合、飼い猫であることの証明にもなり、名前と電話番号を書いた札をつけておけば、迷子になったときも安心です。
一方、狭いところや高いところを往き来する猫は、首輪がひっかかり宙づりになる事故がしばしば起きています。
床下の古材・釘・屋根のひさし・垣根などにひっかかっても、犬のように鳴かないので、人が気づいたときにでは手遅れになっていることが多いのです。
迷子を心配するなら、動物病院でオーナーの名前と電話番号を入れた追跡用のチップを埋め込むこともできます。
自分の猫にとって、首輪はほんとうに必要なのか、慎重に考えてみてください。

外は危険がいっぱい
●猫は犬よりも感染症、伝染病の数が多く、外の環境は猫にとってあまり安全とはいえません。
とくに都会の人口密集地では感染症にかかっている猫、ウイルスをすでに持っているキャリアの猫の数は年々増え続けているのが現状です。
病気によっては、そうした猫たちと直接接触しなくても、感染猫の便や尿の混じった土からも感染します。
散歩から帰るたびに丁寧に手足を洗っても、ウイルスや細菌を完全に除去することは難しいのです。
猫の寿命は、飼い主の飼い方次第です。
運動不足やストレスを解消するための散歩や放し飼いであるなら、室内での遊具を配慮したり、一緒に遊ぶ時間を少しでも増やしてあげるほうが、猫にとってはしあわせです。

外出時の注意点
●猫との外出や移動時にキャリーバッグを使用するときは、必ずリードをつけておくことをおすすめします。
猫を外に出した途端、驚いて逃げ出し、旅先などの慣れないところではそのまま行方不明になることもあります。
猫をキャリーバッグから出すときは、手を先に入れてリードを確実につかんでから、声をかけながら慎重に出します。
ただし、リードをつけたまま室内を自由にさせたり、リードを固定することは大変危険です。
跳び上がりや、跳び下おりで宙づりになり、首が絞まる事故も報告されています。