獣医師が処方する栄養補助剤

ダイエット・ケガ・病気のネコのケア

栄養補助剤の内容とは?

自分のネコが、健康で活動的であり、さらに長寿を保ち続けることは、飼い主にとって何ものにもかえがたい喜びです。

最近は、人間と同様にネコ用栄養補助製品がたくさん作られています。

内容は、 各種ビタミン剤、各種ミネラル含有製剤、天然素材などを使用した自然食品、高カロリー栄養食と盛りだくさんです。

現在では、長期間の研究の結果による、年齢に応じたキャットフードが市販されています。

ネコにとっては理想的な完全栄養食といえるでしょう。

また、手作りの食物にしても正しい栄養管理のもとで作られた食物を食べ続けている活発で健康なネコには、栄養補助製品を与える必要はありません。

ただし、偏食、病気、病後、高齢のネコにとっては必要な製品といえるでしょう。

飼い主は病気のために食欲不振で入院している自分のネコが、静脈留置をして点滴しているのを見ると、栄養の点では万全だと思いがちです。

輸液パックの中は水分、電解質が主成分で病気によりビタミン、糖、抗生物質などが追加されます。

この中でエネルギー源は、糖だけです。

輸液成分の糖だけでは、充分なカロリーを得ることはできません。

そのためにタンパク質、炭水化物、脂肪の3大栄養素を主としたカロリー補給剤が必要になります。

カロリー補給剤は症状によっては、自宅でも経口投与で使用できます。

これらの製品は、獣医師が症状を診て治療の補助として、病気の快復を早めたり、予防のために処方します。

 

サプリメントのいろいろな形
錠剤
タブレット
錠剤
ペースト
粉末
カプセル

 

薬の飲ませ方

錠剤・タブ・カプセルの飲ませ方
利き手の人さし指と中指で薬を持ち、もう一方の手で上から上顎部を持って上を向かせます。
錠剤を持った中指で下顎を下げ、のどの奥に落とすように人さし指で押し入れます。

ペーストの飲ませ方
上顎の中程、犬歯の間から指を入れるようにして塗りつけます。
アイスクリームに付いてくる小さなスプーンで舌の奥へ塗りこんで舐めさせても良いでしょう。

液体の飲ませ方
病院からもらった注射ポンプで口の脇から薬を入れます。
口角近くの毛を軽く引っぱると投薬しやすくなります。

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