水産業者に聞いたキャットフード事情

水産業者に聞いたキャットフード事情

人の食べる魚と、ネコの食べる魚

インタビュアー

キャットフードの原料として、消費者が知りたいのは、食材の質についてなのですが、ずばり、キャットフードに使われる魚というのは、どういう魚なのですか?

業者Aさん

最高品質の魚が使われるということはまずほとんどない、と思っていただいて結構です。

水産業界では、人様に出せる品質のものは、最優先で刺身として卸します。

刺身には向かない場合、各種加工用に回します。

人様に出すには品質が低いけれど、食べられなくはないという原料や残滓(ざんさい)が、ペットフード用の原料として回されます。

人間の食品業界ではトレーサビリティ、つまり、どこでどのような漁法で獲れて、どこを経由してこの店にやってきたかを表記する必要性が出てきたため、どこの魚かわからないようなものは、人間の食品としては扱ってもらえなくなります。

法的な規制は、人間の食品は基準が厳しく、ペットフードは基準が厳しくないという現状があって、人間の食材として供することがむずかしくなった食材がペットフードとして利用されるというのが、基本的な流れになっています。

ですから、ネコに最上級の食材を利用するということはあり得ません。

海外からやってくる、謎の魚が一番安いです。

インタビュアー

私自身はべつに、アンチ・フードという立場ではなく、キャットフードの便利さと、栄養バランスという点にはメリットを感じてはいるのです。

さらに、人間用になる魚と、ペット用との差について、もう少しくわしく教えてください。

畜肉には、A~Eランクとあるらしいのですが、魚にもあるのですか?

業者Aさん

はい。魚も、形、大きさ、脂、それと鮮度のいいのが、Aランクですよ。

中でも重要なのは「鮮度」と「脂ののり具合」です。

とりわけ魚の場合、一番大事なのは鮮度です。

魚と肉の違いは、肉は置けば置くほど、うま味が増していきますが、魚は置けば置くほど、うま味がなくなっていきます。

鮮度のいいものを、即凍結することが重要なんです。

もうひとつ重要なのは、脂ののり具合です。

魚の脂は、肉の脂と違って、食べた後に体脂肪になる脂ではありません。

血行にもよい効果をもたらす、健康面で注目される脂です。

しかも、脂ののった魚はおいしいんです。

ただし、脂ののってる魚は脂焼け、つまり酸化しやすいという性質があって、とり扱いに注意が必要になるんですね。

魚はものすごく敏感で、低温やけどするから、素手で握るなっていわれます。

一番わかりやすいのはイカ。ヤリイカとかは、透明で内臓が見える。

で、ちょっと触ったらパッと色変わりします。

触ったところだけやけどして、手の跡が残る。

他の魚もそうです。生きたものを、素手で触ってはいけない。

とにかく扱えば扱うほど、品質が落ちるのです。

そんな中で、一番いいものは人間の刺身になります。

わかりやすいのはサバなのです。

が、大きいものはもうほとんど刺身になって鮮魚として並びます。

で、小さくて、刺身にならない原材料の値段が安いものが、加工に回されます。

加工には、人件費や設備費などの加工賃がいりますし、販売価格はある程度決められているため、どうしても原料費を抑える必要があるのです。

インタビュアー

魚のAランクからその下までって、どう違うんですか?

業者Aさん

そうですね。一番いいもの、そこそこのもの、悪いもの。

悪いものっていったら、もう身がグチャグチャしてるとか、皮が剥げてるとか、そういうものですね。

インタビュアー

店頭で売りものにならないっていうことですか?

業者Aさん

そうですね、だから、かまぼことかの原料になります。

つまり、刺身として出せるグレードのものは人間用、傷ついたり、損傷しているものはペット用ということですか?

業者Aさん

傷がついたり、損傷しているくらいでしたら、かまぼこやすり身などの加工食品として、まだ人間用で使えますね。

インタビュアー

ということは、もっとグレードが低 原材料を使うということですか?

業者Aさん

基本的には先ほどお話しした、残滓(ざんさい)が 使われると考えていいと思います。

インタビュアー

残滓(ざんさい)とは?

業者Aさん

たとえばヒラメの場合、刺身に使う身をとったら、頭と骨と内臓が残りますが、これらが残滓となります。

自社でベットフード工場を運営している水産会社は、残滓をペットフード工場に運びますし、工場を併設していない会社は、お金を払って回収業者に回収してもらっています。

インタビュアー

なるほど、キャットフードは、この頭と骨を使っているということでしょうか?

業者Aさん

必ずしもそうとはいえないかもしれませんが、基本的には残滓の利用となります。

なぜなら、消費者が買える値段にするためですよね。

消費者に要求される低価格に応えようと思ったら、人間用の部分は使用できません。

われわれだって、こだわろうと思えばいくらでもこだわることはできるんですよ。

でも、こだわったらそれなりのコストはかかる。

「安い製品をつくってくれ」といわれたら、質にはこだわれないということです。

 

天然ものと、養殖もの

インタビュアー

養殖ものとか、天然ものという言葉に、敏感な飼い主さんがいらっしゃいますが。

業者Aさん

魚の場合は、遺伝子組みかえはなく、ほぼ99%天然ものです。

ここが畜産業界(肉)と大きく違うところですね。

中には養殖もありますが、養殖は、魚の種類が決まっています。

約5割がハマチ、3割くらいが鯛、残りがフグとかヒラメです。

それ以外の魚であれば、天然ものだと思っていいです。

インタビュアー

なるほど、国産とか輸入とかっていうのは、肉のほうだといろいろ違いがあるみたいですけれども、魚はそんなに違いはないですよね?

業者Aさん

そうですね、海に境界はありませんから。

インタビュアー

肉だと、たとえば、抗生物質とかホルモン剤を使って肥育させたりするので、それが蓄積していって、なんらかの影響が出るという噂がありますが、魚の場合はどうなんですか。

業者Aさん

ありますよ。養殖ものでは、抗生物質の使用があります。

今年は、フグのホルマリンが問題になっているでしょ。

ホルマリンは禁止なんです。

だけど、やっぱり使ってる。

それで問題になってるんですよ。

インタビュアー

フグにホルマリンを、なぜ使うのですか?

業者Aさん

フグは稚魚のときに、ものすごく病気になりやすいんです。

それでホルマリンを希釈して、その中を通してフグの表面を殺菌するのです。

インタビュアー

それを食べた人の体が、おかしくはならないですか?

業者Aさん

それを使うとおかしくなるんじゃないか、という意見があるのですが、まだはっきりしていません。

これは、3年、4年、3年たたないと、わからないわけです。

人間にどれだけの影響があるのか。

まだ推測だけど、影響があるはずだといわれています。

 

だから、4~5年くらい前から、農林水産省は、ホルマリンの使用を禁止したのです。

実際、添加物もそうです。

どんな影響があるかわからないでしょう。

1カ月間インスタントラーメンばっかり食べて、病気になったとかいわれているけど、でも、添加物で病気になったのか、栄養が偏って病気になったのかはわかりません。

添加物を食べさせて、人体実験はできませんからね。

ただ、よいことはないようだ、ということがわかってきました。

しかし、実際、どれだけ体に影響があるのかっていうのは、いまだに科学的にはわかっていません。

遺伝子組みかえもそうですけど、それを食べて人間がどうにかなったかはわからないんです。

ここ10年くらいの話ですからね。

ただ、肉でも魚でもはっきりいえることは、使わないほうがいいのではないかというのが、現在の見解です。

インタビュアー

そうですよね。

そのお陰で安心して常温で保存できるなどの恩恵を受けているというメリットもあるわけですから。

ただ、それ以外の選択肢がないというのは、問題だと思うんです。

私は選択肢は多くもつべきという方針なので、合うもの、合わないものという指標で、選べるようになればよいなと思いますね。

業者Aさん

そうですね、多様性の時代ですからね。

 

人間用に限っては素性の知れない魚はない

インタビュアー

ところで、先ほど出てきた、トレーサビリティの件ですが、畜肉業界では、廃棄物の回収業者がいて、もうその先のことは肉屋さんはわからないといっています。

一方、ベットフード会社のほうには、袋入りの粉が届いて、原材料はよくはわからないというんですね。

つまり、そこにブラックボックスがあるんですけれども、魚のほうはどうですか?

業者Aさん

まず人間の話ですが、今の水産業界ではブラックボックスはあり得ないですね。

どの国で、どういう漁法で、どの場所で獲って、それを国内にもってきて、この工場でフィーレで即して、この商品をつくりました、と履歴をキチッとしておかないと、魚は売れない時代なんです。

ブラックボックスは、水産業ではない。

素性の知れないものは、扱えないんです。

お客さんに「これどこで獲れたんですか? どういう漁法なんですか?」って聞かれたときに「これは、スウェーデンで、巻き網漁法で獲りました」と、1から10まで答えられるようにしておかないといけなくなったんです。

今の消費者は、敏感なんです。

これも人間の食材の話ですが、現在、加工業者が一番困っているのは、添加物問題です。

そのまま切り身とかフィーレとかで売るものは、天然ものですから、トレーサビリティはいえるんです。

ところが、唐揚げ粉をつけたり、干し物にしていろんな調味液につけた場合も、厳密には、唐揚げ材も調味液も、トレーサビリティをいわなければいけない。

正直なところ、わからないんですが、でも、それだけ厳しくなってきたのです。

もうここ2、3年で、ガラッと変わった。

前は「そんなこと、わかりません」ですんでいたけど、今はそれじゃすまなくなりました。

きちんと書類が必要な時代になったんですよね。

人間のほうは、このように厳しくなってきていますが、キャットフードのほうは規制がほとんどないに等しいので、現状では、まだまだ国産と記載されてあっても、実はペルーのイワシを使っていたり、どこかわけのわからない魚の粉末を使ったりしている可能性もあります。

輸入ものを使えば、ものすごく安く上がりますし、魚は、魚ですからね。

私はかつて、北海道でペット用のジャーキーをつくっていたことがあるんです。

もう10年くらい前の話ですが、イヌ、ネコのジャーキーの工場では、どこの肉を使ってるかはわかりません。

一応「どこそこの肉を使っています」と表記してありますが、保健所の届け出も、人間の場合と違って、動物に関してはうるさくないわけですから、適当に書いてすませていたのが現状でした。

インタビュアー

となると、キャットフードの街に「国産カツオ使用」とか書いてあったりしますが、あれもわからないということですか?

業者Aさん

ここ1、2年は豊漁だったんで、もしかしたら使ってるかもしれないですね。

カツオが獲れすぎて、漁師さんがかわいそうなくらい、二束三文で売買されていましたから。

キャットフードにするためには、安くなければ使えませんからね。

それに、ベットフードの場合、内容量の5%以上国産カツオが含まれていれば、「国産カツオ缶」と表記していいという規約があるんです。

しかも、一応ガイドラインとしてであって、法律で定まっていることではありませんから、どう解釈するかはそれぞれの会社が決めることになっています。

インタビュアー

ということは、5%だけカツオを使って、あとは他の原材料を使っても「カツオ缶」として販売できるということですか?

業者Aさん

はい。先ほどもいいました通り、その5%はカツオの切り身を使っているという意味ではありませんので、「カッオ度」はもっと低くなりますね。

5%というのは法律ではありませんから、3%の業者がいても不思議はありません。

だけどペットを大切にしている飼い主さんたちは、ペットを動物としてというより、自分の子どものようにして扱ってますから、ペットフードも人間と一緒の感覚でやらないといけない時代になったと思うんです。

おいしくて、栄養のあるものを食べさせたいという気持ちが強いですよね。

だから、栄養バランスを考えて、味はどうでもいいという考え方だけでは通用しなくなったと思います。

人間が食べておいしい食事は、ネコもおいしいですよ。

インタビュアー

逆に、ネコのほうが敏感ですもんね。

 

ペットフードも品質が問われる時代に

業者Aさん

私が子どもの頃、ネコには、飯に、家族の魚の食べ残しをのせて味噌汁をバッとかけて、食べさせていました。

でも、今考えると、そっちのほうがおいしかったんじゃないかと思いますね。

今はペットフードになって、何か固いものを与えられるだけだから、それをガリガリ食べるしかないんですけど。

それと、ペットフードでもおいしいのと、まずいのがあるんでしょうね。

うちのネコにいつも食べさせてたやつは、ちょっと値段が高いんですよ。

で、急に切れちゃったので、スーパーに行ったら安いやつしかなくて、「まあ、いいか」と買ってきて器に入れたんです。

普通だったら空になるんですが、半分残してましたね。

あー、やっぱりわかるんだなって。

でも、もったいないじゃないですか。

放っておいたら、仕方なく食べてましたね。

でも、ネコにも、おいしいものを、魚でも鮮度のよいものをあげたいですよね

インタビュアー

安いフードは、ビックリするほど安いですからね。

畜産業界の人は、「人間の食品の感覚で同じものをつくったら、販売できない価格になるから、食品業界の人間だったら、ペットフードの原料をくわしく知らなくても、どんなものが使われているか誰でもわかりますよね」といってましたね。

業者Aさん

そりゃ、当然ですね。

実際に厳しい規制がないし。

いい加減といえばいい加減です。

 

インタビュアー

でも、「ささ身入り!」とかデカデカと書いてあるんですよね。

先ほどのお話ですと、ささ身が3%しか入っていなくても、そう謳えるわけですよね。

業者Aさん

確かに、3%も入ってるじゃないかってね(笑)。

人間の水産業界で働いている人間からすると、カツオの缶詰はカツオ100%の缶詰だろうと思ってる。

マグロの缶詰もマグロを使ってるだろうと思うけど。

でも、ドライフードは、粉ですからね。

原料は、うちらが金払って引きとってもらっている残滓を使うしかないでしょうね。

そんな安い原科は他にないんですから。

インタビュアー

もちろん、すべての会社が数%ということではないと思いますし、じゃあ、「何%の配合ですか?」と質問したところで、「企業秘密です」と返されて終わりだと思うので、販売価格から逆にさかのぼって、どれくらいの原料費かを推測するしかないということですね。

業者Aさん

まあ、そういうことですね。

前の会社では、自社工場内にペットフードの缶詰工場がありました。

少なくとも、そこには鮮魚コーナーにあるような切り身は送られていませんでしたね。

インタビュアー

それは、粗悪品じゃないし、食べられはするけど、人間用には売れないものという意味に解釈してよいのでしょうか?

業者Aさん

そうですね。ペットに使ってる缶詰のものって、ペルーあたりで大量に獲れたものを選別するんです。

鮮度自体はそんなに変わらないと思いますよ。

ただ、形が小さいとか、傷ものとか、要するに人間の売りものにはならないものを回しています。

インタビュアー

でも、天然度の高い原材料が使われていると考えてよいのですね?

業者Aさん

天然の魚ですから、抗生物質とかいろんな薬を使われてはいません。

魚関係は、そういう意味では安心は安心です。

しかし、原料が入手できたとしても、加工にまつわる人件費などがかかりますからね。

ベットフードの原料の質は、人間のレベルにまでは追いつけないでしょうが、それでもやっぱりこだわりをもって、トレーサビリティをきちんとやって、きちんと販売していけばお客さんも賛同してくれる。

こういう小さな波が、ジワーッと広がって、だんだん大きな波になっていくかな。

今までは、とにかく寄せ集めで、「どっちみちネコの餌だから適当につくれ」ってやったけども、ペットの食事といっても、人間の食品業界で行われているように、これから先、トレーサビリティを明確にして、「どこの魚場の魚を使ってます」と表記されたものが選択できる世の中になりますよ。

すべての製品がそうなることはないかもしれませんが、時代の流れが、今、変わりはじめたというところですよね。

動物の「餌」が「食事」に変わる時期だから、先生のような考え方は、消費者のみんなが望んでいるのじゃないかと思うんですよね。

インタビュアー

こだわりの飼い主さんにとっては、待ち望んだ環境ですね。

 

業者Aさん

かわいがっている人は、子ども以上にかわいがって、ネコの食事にこだわりますからね。

だから、キチッとつくったら、感心してくれるレベルの高い飼い主さんはいらっしゃると思う。

ただ、人間でもそうだけど、トレーサビリティをはっきりするっていうことは、それだけでコストがかかるんです。

それだけのコストを飼い主さんが吸収する気があるのかというのが、次の問題ですね。

立派な工場建てたら、当然価格もアップしますから。

ところが、違う会社が適当な工場で同じようなものをつくって対抗してきて、味もそれほど変わらない。

だけど値段が他の会社でつくったのは100円安い。

すると、消費者は「あんたのところの製品は高いじゃないか」っていってくるんですよ。

これだけの説明して、これだけの工場建てて、それだけお金かかりますといっても、今度は値段のことをいってくる。

そこら辺に、消費者側にも矛盾があるのも事実ですね。

結局、品質ではなく、「毎日のことだからねぇ」と価格のほうに流れるんです。

インタビュアー

そういうこともあるかもしれませんね。

でも、当院の飼い主さんには、そういう印象はありませんね。

いろんなことを勉強しておられるし、自分たちが与えているフードがどんなものであるかも、だいたい把握しておられる。

よくいわれるのは「私たちが安心して食べさせられるフードをつくってほしい」と。

しっかりしたものを食べさせたいという飼い主さんが増えてきていると思います。

業者Aさん

それは素晴らしいことですね。

人間のほうでは、トレーサビリティがはっきりできない水産会社は、だんだん淘汰されてきています。

500円高くても、トレーサビリティがしっかりしているなら、取引成立。

だから今後は、ちゃんとした会社が生き残っていきます。

安く大量に生産する時代は、終わったということですね。

これからは表も裏も一緒、ウソは駄目ですよって、はっきり色分けができてきたと思います。

今後は、ペットフードでも、どこが先陣を切るかという状況じゃないですか。

ただし、価格を優先する人は、従来通りの製品を、量販店、スーパーでお求めください、ということになりますね。

インタビュアー

やはり、流通システムや加工コストの関係でですか?

業者Aさん

そうですね。量販店、スーパーでそんなこだわりものを販売したら、高くて誰も買えない。

でも、今、先生がやろうとしていることは時代に合っているし、「どこの魚場、どこの魚を使ってますよ」と表記するのが当たり前の世の中になりますよ。

インタビュアー

そうなることを願っていますね。

(注1) ペットフード公正取引協議会の「ペットフードの表示に関する公正規的」第六条「特定事項の表示基準」、事業者は「ビーフ」、「チキン」、「まぐろ」など特定の原材料をペットフードの内容量の5パーセント以上使用している場合でなければ、当ペットフードの商品名、絵、写真、説明文などに当該原材料を使用している旨の表示をしてはならない。

 

いかがでしたか。

もちろん、この業者Aさんたちがご自身で経験されてきた範囲ですので、すべてがこの話通りだというわけではないかもしれません。

ですが、基本的には「よくわからない世界だ」ということです。

ですから、真実は結局よくわかりません。

よく、「ペットフードの真実はこうだ!」という告発本のようなものがありますが、重要な部分には、憶測がかなり含まれていると思います。

真実を追究するというのもひとつの方法でしょう。

しかし、不安にばかり目を向けていたり、憶測にまどわされて批判的・感情的に反応したりするよりは、それなら、飼い主さんが自分の手で、しっかりと原材料がわかる食事をつくってあげるということが、ネコにとっては大切ではないでしょうか。

キャットフードの真実を追究しても、結局はよくわからない、それなら、いっそのこと自分でつくったほうが安心ですね。

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