かかりつけの獣医さんを決める

まず第一は、自分の家から比較的近いことです。

どんな名医でも、自宅から1時間も2時間もかかるようではいざという時にまにあいません。

それを基本に考えて、かかりつけの獣医さんを見つけなければなりません。

そして先生が飼い主に対して、十分わかりやすく、はっきりと説明してくれるかどうか、ただ力まかせにおさえつけるようなことをしないで、猫の身になって治療をしてくれるかどうかを目安にして、自分自身の判断でよいホームドクターを決めてください。

 

よい患者さんであること

猫が病気であっても元気であっても、病院に連れて行こうと思う時は、あらかじめ電話で診療時間、休診日、予約は必要か、などということを問い合わせてから連れて行ってほしいものです。

そして病院に行く理由、つまり病気であれば子猫の状態を十分に先生に話しておけば、病院でもそれなりの準備をしてくれるはずです。

内容によっては、便や尿を持ってきてほしいなどの指示をしてくれますので、二度手間が省けます。

電話であらかじめようすを話す時には、くれぐれも要領よく、要件だけをまとめて話すように。

くわしくは病院で話せばいいのですから。

 

子猫の体温、体重、脈拍

体温

猫の場合は38度~38.5度くらいが平熱ですが、子猫ではこれより少し高めになります。

体重

出生時平均は、90g~110gくらいです。

順調に成長すれば1カ月で約400g~500gくらいになり、2カ月で800g~900gくらいになります。

ただし個体差が見られますので、最初の体重を覚えておき、毎日測っててみてください。

体重の増えない子猫は、ミルクが十分でないか、あるいは飲んでいるように見えても体内に取り入れられないで、栄養失調になっている場合もあります。

 

脈拍

成猫で約80~160毎分ぐらいで、子猫は月齢にもよりますが200前後はあります。

大切なことは、常に自分の子猫の正常値がどのくらいであるかを、正確に把握しておくことです。

 

予防接種はぜひ受けるように

予防注射は、猫伝染性腸炎、猫ウイルス性鼻気管炎、猫カリシウイルス感染症、猫白血病ウイルス感染症の4つの伝染病です。

特に子猫の時にかかりやすい病気を防ぐワクチンがあるので、ぜひ接種してください。

時期についてはかかりつけの獣医さんとよく相談して、適正な時期を決めてあげてください。

平均的には生後60~70日くらいに1回目を受けて、3週間目に2回目の接種を受ければ、理想的な免疫効果が得られるでしょう。

 

ワクチンのしくみ
毒性を弱められたウイルス
く病原菌>
体内で白血球が活発になり免疫抗体を作る
種類
・猫伝染性腸炎
・猫ウイルス性鼻気管炎
・カリシウイルス感染症
・猫白血病ウイルス感染症

子猫への接種法
たくさんの猫や自由に出入りの猫がいる時
… 早めに3~4回接種
母親のいる猫は
.… 生後8~10週に1回
その1か月後に2回目を

拾ってきた猫の場合
健康ならすぐ1回
その1か月後2回目を

体温のはかり方
左手で猫の尾を軽く持ち上げ、右手で動物用体温計を2cmくらい肛門に差しこみ2~3分でぬく。
体温計がはいりにくい時はサラダ油をめる。
猫の平熱は37.5〜38.5℃。

脈のはかり方

後ろ足の内側の上部3分の1くらいのところにある股静脈を探し、軽く指先をあててかぞえる。

おちついている時やに興奮した時などで差はある

 

猫専用の救急箱を作ろう

応急処置をする時に猫専用の救急箱を用意しておくと便利

猫用の小物入れも兼ねて病院でもらった薬なども一緒に入れておく

包帯
体温計
オキシフル
殺菌ガーゼ
使い捨てカイロ
アイスノン
消毒液
先の丸いピンセット
スポイト
綿棒
哺乳びん
爪切り
はさみ

薬の飲ませ方
・錠剤
首をまっすぐ上に向けてのばし、下あごの前歯に人さし指をかけて、口を大きく開けさせ、5~6cm上からノドに向けて落とす

・粉、 薬
刺激の少ない薬なら食事に混ぜる。
食べ残さない量に混ぜることが大切。
バターと練って口のまわりにつけるのもよい。

・水薬
スポイトで口の横から流しこみ、飲みこんでしまうまで口をおさえておく

・目薬、耳薬のさし方
目薬は親指と人差指で、まぶたを開き角膜をねらって1滴落とす。
容器の先が目にふれないよう注意
耳薬は頭をかしげさせるようにして耳に落とし、耳の後ろをよくマッサージする

獣医さんにかかる時
・ホームドクターを決めよう
かかりつけの獣医さんを決めておけば便利。
往診ではなくなるべく病院へ

・いく前に電話で予約
緊急の場合以外は予約していくと獣医さんも準備ができる

・夜中に訪れるのはやめよう
緊急時以外は夜中の訪問は迷惑なので避ける

・通院時は猫をバッグに入れて
抱いただけだと逃げだしたら大変
キャリングバックに入れるか胴輪をさせる

・通院時は
市販のキャリングバックのほか紙袋,洗濯用のネットなども利用できる

子猫の四季の健康管理
月別のヘルスチェック
1、2月
運動不足の解消と十分な日光浴を寒い季節は、いつも活発に動いている猫でも室内にこもっていることが多くなります。
食べて、寝るをくり返していては、肥満猫になってしまいます。
飼い主も一緒に積極的に遊んであげましょう。
お天気のいい日はベランダで遊びながら、十分な日光浴をさ せてください。

3、4月
皮膚病に注意
この時期特に注意する病気は、皮膚病と下痢、嘔吐などの胃腸病です。
子猫の毛の手入れをしながら、全身のチェックをしてみましょう。
春は子猫が活発に動き、食欲も旺盛な時です。
偏食にならないように、いろいろな種類の食べ物を与えるチャンスです。
市販のキャットフードもバラエティーに富んだものを。

5、6月
食中毒の発生時期
5月の陽気がよい時は行動半径も広がります。
たっぷり運動させて、質のよい食事を与えましょう。
梅雨に入ったら、長時間食事を出しっぱなしにしておくのは禁物です。
なるべく火を通し、食器はこまめに洗うように。

7、8月
冷房病やノミに注意
暑さのために食欲不振に。
消化のよいものを与え、食べ残しはすぐに処分し、出し置きにするのはドライフードと十分な水だけに。
夏は長毛種の子猫にとっては、特につらい季節です。
よくグルーミングをし、よく風の通るくつろげる場所を用意してあげてください。
冷房のききすぎは要注意です。
また、ノミが猛威をふるう時期です。
子猫にはノミがつきやすいので、駆虫、予防について獣医さんとよく相談を。
子猫は薬物にとても弱いので、殺虫剤などの置き場所にも十分注意を。

9,10月
呼吸器の病気が多発
夏の疲れをいやし、体力回復の時です。
食欲の秋とばかりにモリモリ食べ、肥満にならないようダイエットも忘れずに。
また夏バテで体力が回復しない子猫は、いろいろなウイルスに侵されやすい時です。
クシャミや鼻水の症状がある、目に異常があるという時はすぐに獣医さんへ。

11、12月
暖房のしすぎ、乾燥に注意
暖房のしすぎ、乾燥は子猫の呼吸病、脱水症などのひき金になります。
適当な湿度を保ち、新鮮な水も忘れずに。
ストーブに近づきすぎて被毛を焦がしたり、電気カーペットの上で眠る時は低温やけどにも十分注意を。

一月別のヘルスチェックー
1.2月
運動不足の解消と十分な日光浴を

3・4月
皮膚病に注意

5・6月
食中毒に注意
食器はこまめに洗う

7・8月
冷房病やノミに注意

9・10月
肥満や呼吸器の病気に注意

11・12月
暖房のしすぎ、乾燥に注意