運命の出会いを信じよう
子猫がおすすめ
出会いはいろいろ
猫と暮らし始めるきっかけはいろいろあります。
友だちや知人の家に生まれた子猫をもらう、ずっと欲しかった猫をペットショップで買うなどの意志的な出会い。
いつの間にか居ついた迷い猫、つい連れ帰ってしまった捨て猫、ケガをしてたノラ…といったいわば成り行き的スタート。
けれどどちらの場合も、1年もすれば「ふたりは出会うサダメだったに違いない」としか思えないほど、深い絆で結ばれているに違いありません。
猫初心者はとくに、子猫から飼うことをおすすめします。
大人の猫はなつくまでに少々時間がかかります。
子猫はあなたを母親と思って慕い、成長後もその信頼関係はけして崩れることはありません。
そして何より、子猫時代のかわいらしさ、いとおしさは、何ものにも代えがたい記憶の宝物となって残ります。

衝動買い(飼い)は禁物
ペットショップのショーケージに入っている子猫は、生後2~3ヵ月ころのいちばんかわいい時です。
一般家庭で飼われている猫が生んだ子猫も、生後1~2ヵ月以上経って、離乳をしてからもらわれていくことがほとんどです。
人間でいえば3歳から5歳。
人見知りせず、好奇心旺盛なじゃれ盛りのころ。
つぶらな瞳でじっと見つめられたら、きっとすぐにでも連れて帰りたくなるでしょう。
でもちょっと、待って。

なぜ、猫を飼いたいの?
飼い主になるための心の準備
「とにかく猫と暮らしてみたい」といった漠然とした憧れから、「毎日なでてかわいがりたい」「血統書付きの純血種を飼って殖したい」「キャットショーを目指したい」
などなど、猫を飼う理由は人それぞれ。
それぞれの理由で、選ぶ猫も違ってきます。
猫を飼うということは、その猫の保護者になることです。
かわいいからという理由だけで、飼い主になるわけにはいきません。
事故や難病といった特別の不運がなければ、15年、20年生きることも稀ではなくなりました。
自分の子供の養育と成長に責任を負うのと同様に、家族の一員、生涯のパートナーとしてその猫の一生に責任を負う心構えが必要です。
どうか、これらのことをじっくり考えてから、猫を選んでください。

猫を飼うための10の心構え
●自己チェック
猫が大好きで、飼いたいと思っているなら、次のことを完全にできるかどうか、じっくり考えてみましょう。

1. 猫の寿命をまっとうさせる自信がある
2. 猫を飼ってもよいという住居に住んでいる
3. 猫の健康を自分の健康と同じレベルで考えられる
4. 人間の赤ちゃんの世話をやくようにめんどうを見られる
5. 引っ越しはあまりしないつもりでいる
6. スキンシップを充分にとる時間がある
7. よい飼い主である努力を惜しまない
8. 猫のための出費を惜しまない
9. 家具や大事なものを傷つけられる覚悟がある
10. 家族全員が飼うことに賛成

いかがでしょうか。
ひとつでも心配な項目があったら、解決策を考えましょう。
その結果、「飼う」自信がもてたら、今すぐにでも猫との生活が始められます。

外見だけで選んではダメ
ーに相性、二に健康
長く一緒に暮らすからには、相性度はお互いの幸せの第一条件。
よく動き、音や声に敏感に反応して寄ってくる活発なタイプ、明るくひとなつこいタイプ、おっとり物静かな甘えん坊などなど、猫の性格もいろいろです。
じゃれて遊んでいるときに個々の気性や傾向がよく表れます。
複数の子猫の中から1匹を選ぶときは、じっくり観察して、自分にぴたっとくる子猫を選んでください。
次に大切なのは、健康状態。
「毛のツヤがよく、目は生き生き、食欲・好奇心旺盛」を基本に、耳・口・鼻・肛門など体の各部をチェックします。

オスにするか、メスにするか。
たくましいオス、おとなしいメス
オスとメスの区別はおしりでします。
しっぽを持ち上げて、2つの穴の間隔が穴の間隔が2cm以上あればオス、1cmくらいならメスです。
生後2~3ヵ月頃から、オススは穴と穴の中間に睾丸がふくらんできます。
子ネコのかわいさに雌雄の差はありませんが、大人になるとかなり違ってきます。
一般的にオス猫はメス猫より体格が大きく、顔幅も広くがっしりしており、メス猫は体つきは華奢で、顔もほっそりしています。
個体差、猫種による差はありますが、オスが活動的で外に出たがるのに対し、メスはおとなしく内向的なタイプが多いようです。

日本猫
●日本で一般に飼われている猫を「日本猫」といいます。
短毛のキジ毛、赤毛、黒、白、これらの斑が大部分です。
模様はトラ縞(ストライプド・タピー)がほとんど。
目の色は、黄色が中心で、淡青、黄緑、黄褐色などがありますが、欧米の猫によく見られる濃いブルーはほとんどいません。
欧米に比べて、赤虎と三毛、尾が短く曲った猫が多いのは、東アジアの特徴です。
欧米の猫よりも小ぶりで、性格もおとなしく、鳴き声は澄んでいます。

三毛猫のオス
●白、黒、茶の3色の毛色の猫を「三毛猫」といいます。
三毛猫は、遺伝子の関係からほとんどメスしか生まれません。
猫の染色体は38本。
性別はそのなかの2本の性染色体で決まり、メスはXX、オスはXYです。
毛色を決定する有色(黒・茶)の遺伝子は、性染色体Xと接合するため、X(黒)とX(茶)の組合せになり、メス(XX)になるわけです。
まれに生まれる三毛猫のオスは、X染色体が1個多いXXY型や、1個体でXYとXX両方の細胞を持っていることがあり、繁殖能力を持たない場合がほとんどです。

子猫選び10のポイント
1. 毛並み:毛づやがよく、皮膚にかさぶたや異常がないこと。
2.耳:耳の中がきれいで、ひっかき傷などがないこと。かゆがっていたり、黒く汚れている場合は、耳ダニがいる場合も。
3. 目:瞳が生き生きとして、興味を持ったものをじっと見つめる。目ヤニが出ていたり、赤目、涙目の場合は風邪、寄生虫、栄養障害の可能性もあり。
4. 鼻:鼻の頭が濡れていること。鼻水、くしゃみの連発は病気などの兆候あり。
5. 口:歯茎はピンク色、口臭で歯周病のチェックを。
6. お腹:触ってみて、よくしまっていること。しまりがなく、皮膚がぷよぷよたるんでいる子猫は充分な運動がされていない場合があります。
7.おしり:肛門の周りがきれいで、よくしまっていること。赤くただれていたら、腸が弱く慢性の下痢の傾向あり。
8. 四肢:太くしっかりしていること。
9. 体重:手の平に乗せてみて、見た目より重く感じる筋肉質がベター。
10. その他:体がしなやかで、活発に動き回っていること。などなど。

多少の病気にもめげず飼うことに決めたら、まずは動物病院で獣医師さんの診断を受けましょう。

純血種か、雑種か
純血種の猫はブリーダー (繁殖者)によって計画的に繁殖されます。
健康な同種を交配させることで、固定された種を保存し、次代につないでいくのです。
ブリーダーは、人間が飼いやすいように改良したり、新しい種を開拓したりもします。
純血種の猫は、生まれると血統書が作成されます。
親、兄弟はもちろん4代前まで遡って血統を見ることができ、個体差はあるものの、その猫・猫種のおおよその性格を判断することが可能です。
これに対して、血統書がなく自由に繁殖したのが雑種です。
一般家庭で飼われているイエネコの多くがこのタイプです。
子猫の父親が不明なこともしばしばあります。

長毛種か、短毛種か
純血種、日本猫、雑種を問わず毛の長さは、いろいろあり、手間のかかり方も違います。
とくに、春から夏にかけての換毛期の抜け毛の手入れと部屋の掃除は大変です。
長毛種の美しさを保つには、毎日のグルーミング(毛づくろい) は不可欠です。
ちょっと手入れを怠るとクシやブラシが通らなくなり、毛玉だらけの見るも無残な姿になってしまいます。
短毛種は、猫自身のセルフグルーミングでも足ります。
短毛種の屈託のない動きは「動」、おっとり静かに移動する長毛種の姿は「静」そのものです。
概して、長毛種の猫は人から世話を焼かれることを好み、反対に短毛種の猫はあまり好きではない傾向があるようです。

純血種個性マニュアル
個性を見極めて飼う
はじめてならペット・タイプ
純血種はある程度性格がわかっているので、飼い主との相性診断をしやすいというメリットがあります。
プリーダーたちは、キャットショーへの出陳を目指す「ショー・タイプ」、繁殖用の「ブリーディング・タイプ」、愛玩用の「ペット・タイプ」の3つに分けて考えています。
どのランクの猫を求めるかは飼育目的と予算で決ります。
飼育経験の少ない方、単純に純血種を飼いたい方は、ペット・タイプから選ぶことをおすすめします。

自分と猫の生活スタイル
時間のたっぷりある人には遊び好き・甘え上手な猫、小さな子供がいる家庭には多少のことには動じない鷹揚な気質の猫、仕事で昼間留守にする人には自立心が強く、しかも情の濃い猫…というように、自分の生活スタイルと性格が、猫のそれらとマッチングしてはじめて、幸せなパートナー・ライフを楽しめるというもの。
猫種からだけでは判断も難しく、1匹1匹個性差もあります。
その猫の個性や自分との相性、飼育環境とのかねあいも含め、自分の目でよく見て選びましょう。

近年人気の高い14の純血種
種類・毛の長さ・色・性格
純血種の猫は、種類によっておおまかな性格をつかめます。
とはいっても、個性の差もみのがせません。
知識と経験の豊かなプリーダーやペットショップなどを選び、飼い主歴の長い方の話や体験なども参考に、かしこい猫選びをしてください。

アビシニアン
短毛
ルディ、レッド、プルー、フォーンほか
おとなしく友好的

アメリカン・ショートヘア
短毛
シルバー・タビー(他30種類)
陽気で人なつっこい
活発

デボン・レックス
短毛の巻き毛
すべての色
活発で好奇心旺盛

ロシアン・ブルー
短毛(ダブルコート)
ブルー
内気でおとなしい甘えん坊

シャム
短毛
基本4色のポイント
賢く好奇心旺盛

マンクス
短毛・長毛
30種類以上
内気でおとなしい

オリエンタル・ショートヘア
細い短毛
ポイント以外の毛色は豊富
好奇心旺盛な外交派、気ぐらいが高い

スコティッシュ・フォールド
短毛・長毛
いろいろな毛色
温和で愛想がよい。丈夫

エジプシャン・マウ
短毛
3種類
賢くおとなしい

ソマリ
中毛
ルディ、レッドプルー、フォーンほか
野性的で用心深い

ターキッシュ・アンゴラ
中毛
すべての色
風貌はエレガントでも野性味を残す

メインクーン
長毛
30種類
温和でよくなつく

ペルシャ
長毛
豊富
おっとりして温和

ヒマラヤン
長毛
基本4色のポイント
温和でひかえめ

子猫を迎える
住居チェック
住環境を再チェック
都市で暮らす猫たちの住環境は、けしてゆとりがあるとはいえません。
ペットの飼育OKの集合住宅でも、猫のたてる音や鳴き声が響いて、思わぬトラブルの原因になることがあります。
一戸建てに多い、放し飼いは、猫の行動範囲も広くなるため、トラブルや苦情を把握しきれないもどかしさがあります。
猫とだけでなく、周りの人たちとのコミュニケーションをうまくとれるかどうかも、かしこい飼い主の条件です。

ご集合住宅で飼うときのエチケット
ペットの飼育許可は最低条件。
とはいえ、猫が苦手な人もいます。
室内飼いが基本です。
新しくペットを迎えるに当って、ご近所への挨拶は基本マナー。
猫は犬のような体臭はありませんが、トイレ臭が強いので、換気口を通して迷惑がかることがあります。
ニオイ対策に消臭剤は欠かせません。
また、被毛のブラッシングや猫のベッド、寝具の掃除をベランタでするのはやめましょう。
ベランダ越しに毛やゴミが飛んで、ご近所から大ヒンシュク…ということもあります。

一戸建て住宅で飼うときのエチケット
家全体を開放するのが理想的ですが、部屋数に余裕があれば、猫嫌いのお客様用・猫のいたずらやツメとぎの被害から守りたいものの収納用に、猫の入れない部屋をつく
っておけるとベストです。
外出自由の環境であれば、問題はトイレ。
室内にトイレがあっても、猫はヨソで用を足します。
排便・排尿がご近所との深刻なトラブルにつながることはよくあります。
日頃のあいさつ、こまめな気配りが必要です。

子猫の生活必需品
●ベッド:子ネコのうちは、ボール箱やカゴなどに古タオルを敷いたものでも足ります。
生後2~3カ月を過ぎたら、部屋の隅の落ち着ける場所に、体がゆったり入る専用のベッドを用意してあげましょう。
市販のものでなく、ダンボールに毛布を敷いたものなどでも大丈夫。
その上に、いつでもはずして洗濯できるように、古いシーツ等をベッドの大きさに切ったカバーを被せておきます。
カバーは2〜3枚用意し、週に1〜2回は洗濯しましょう。

トイレ:底がアミ状の内カゴと尿を受ける外カゴの2重タイプが主流です。
食器用の水切りカゴでも代用できます。
清潔にしておける構造、材質のものを選び、外カゴに脱臭シートを敷いたり、キッチン用漂白剤を数滴垂らしておくとニオイ防止に。

トイレ用砂:猫はとてもきれい好きです。
汚れているトイレは使いません。
子猫のうちは新聞紙を切り裂いたものでも可。
おとなの猫は消臭効果のある砂が便利です。
漏れると固まるセメントタイプ、トイレに流せる軽いパルプタイプ、消臭効果の高いシリカゲルタイプ、洗えるゼオライトなど、数種類が市販されています。
粒が円柱状のタイプが比較的外に散らばりにくいようです。

●食器:口が広く度が浅い、ある程度重みのあるステンレス製などの食器が向きます。
フード用、水用, ミルク用の3種類を。

●キャットフード:缶詰とドライフードが主流です。
缶詰は使い切りのレトルトパックもあり、7歳以上、14歳以上の老猫向けも出ています。
ドライフードは硬いものと半生の2種類。

●ツメとぎ:子猫のうちに決まった場所でのツメとぎを習慣づけておきましょう。
市販のもののほか、古い絨毯を切って猫の背丈より長めの円筒状にしばったもの、段ボールをブロックにまとめたものも代用できます。
猫の前足を持って、ツメとぎにこすり付けてしつけます。

●ツメ切り:古いツメはサックに自然に抜け落ちます。
室内飼いは、ツメが伸びすぎるので、猫専用ツメ切りで切ってあげます。

●クシ・ブラシ・シャンプーなど
グルーミング用品は、とくに長毛種には必需品。

●猫用おもちゃ
紙やアルミホイルを丸めたものやピンポン玉など。
市販のおもちゃもあります。

●その他:外出や運搬時に使うキャリーバッグ
薬を飲ませるスポイト
常備薬など、揃えていきましょう。
小さな子供や赤ちゃん、先住のペットがいる家では、ベッド、トイレ、食器がセットできるケージ(猫ハウス)が便利です。
マンションのベランダでも、ケージごとの日光浴なら安全です。

子猫を迎える
1~2日目は子猫中心の生活を
生後2~3ヵ月を目安に
子猫の生活は、「眠って」「食べて」「遊ぶ」の3つしかありません。
生後1ヵ月くらいからじゃれ始め、離乳の済んだ2ヵ月くらいから活発に動きまわり、人にもよくなつきます。
新しい環境に慣れさせるのは、子猫の性格や社会性が完成する生後2~3ヵ月くらいまでがいちばんいい時期です。
前もって、食事の好みや量、時間、生年月日、健康状態などを飼い主やブリーダーの方から聞き、子猫に慣れておけるとベストです。

★子猫を渡す側の方も、新しい飼い主の方に必要な情報を責任を持って伝えましょう。
直前まで使っていたトイレの砂、食べ慣れたキャットフード2~3日分、母猫の匂いのついたタオル、使い慣れているおもちゃなどを持たせてあげてください。

新しい家に慣れるまで、そっとしておく
当日はなるべく午前中にもらい受け、子猫が新しい家になじむ時間をたっぷりとるようにします。
母猫がそばを離れたスキに連れ出します。
移動時は、薄暗くした箱やバスケットに入れて速やかに。
新しい家に着いたら、好きな食事、水、トイレを用意して、子猫が落ち着くまで待ちます。
1~2日は、あまり大きな音をたてないようにして、気の済むまで探検させます。
飼い主の方から抱いたり、追いかけたりは、10日くらいはがまんしてください。

初日のしつけマニュアル
●トイレ・トレーニング
もらってきた自分のニオイのついたトイレ砂を、トイレにいれておきます。
子猫がキョロキョロしたり、床のニオイをぎ始めたらトイレタイム。
トイレに入れてやり、静かに待ちましょう。
粗相してしまっても強くは叱らずに、根気よく場所を覚えさせます。
オシッコを拭いて紙をトイレに入れておくと効果的です。
粗相した箇所はお湯で拭き、消臭剤で完璧にニオイを消しておきましょう。

●食事トレーニング
猫は美食家。
好物ばかりあげていると、他のものを食べないわがままに育ってしまいます。
好き、嫌いなく栄養バランスのよい食事は健康の条件です。
子猫のうちからいろいろな味に慣れさせておきましょう。
長時間のお留守番のときは、ドライフードが便利です。
子猫のうちは、ぬるま湯やミルクで軟らかくして与えます。
いくら欲しがっても、人間の食べ物はダメです。
塩分、糖分、怪しげな保存料など猫の体には悪いものばかりです。

●ベッド・トレーニング
1日目は子猫もぐったり疲れています。
眠そうにしていたら、用意したベッドで寝かせます。
冬場なら、タオルでくるんだ湯たんぽやホカロン、ペットヒーターなどの暖房を入れて、24~25℃くらいの温かさに維持してあげると、安心して眠ります。
夜中に目が覚めて寂しがり、鳴くかもしれませんが、そこはぐっとガマン。
ここであなたのベッドに入れてしまうと、もうひとりでは寝なくなってしまいます。

●子猫が気の済むまで、家の中を自由に探検させます。先住猫やほかのペットがいる場合は、ほかの部屋に移しておきましょう。

住居の安全チェック
●猫の歩き回る住居内の開口部は、注意が必要です。
とくに、ベランダからの転落事故は少なくありません。
眺望は悪くなりますが、猫がくぐり出られないように左右の隣家との境から上階と手摺の空間までを、ネットでふさいでおくと安心です。
このほか、子猫がもぐりこみそうな家具のすき間をふさいだり、電気製品のコード類にカバーをかけたり、コンセント近くでは遊ばないような気配りをしましょう。
倒れやすい花瓶や小物類は整理し、洋服ダンスなどのドアの閉め忘れにもご注意を。

★電化製品のコードや複数のケーブルを束ねる専用の結束器も市販されています。
材質や種類もいろいろあるのでご利用ください。

先住猫や他のペットがいる場合
新入りも先住ペットも仲よく暮らせる環境づくり。
先輩をたてる気配りを
2匹目以上の猫を迎え入れる場合は、先住猫へのこれまで以上の愛情が必要です。
人間の子供に新しく弟や妹ができたとき、うれしい反面、おかあさんを取られるような不安から、ときにすねたり、赤ちゃん返りをするのと似ています。
先住猫にとっては、自分のテリトリーへの侵入者。
はじめは「フーフー」と攻撃をしかけ、拒絶反応を示します。
先住猫が温厚で、雌雄が異なる場合は、短時間で慣れることもあります。
どちらの場合も、新入りの子猫が家の中を探検している間によく抱きしめてやり、折にふれほめたり、かまってやることで先住猫の不安を取り除いてあげましょう。
子猫は新しい環境への好奇心が一段落すれば、仲間欲しさに自分から先住猫に寄っていきます。
先住猫が極端に気難しくなかなか慣れなくても気長に待ち、先住猫には今まで以上に、子猫にはたっぷりと愛情を注いであげてください。

・犬
猫と仲よしの犬は多いものです。
以前、猫から攻撃を受けたことがないかぎり大丈夫。
万が一、子猫を追いかけ回しても安心なように、「待て」や「ダメ」のしつけができていることが条件です。
吠え癖のある犬や甘えん坊の小型犬、テリトリー意識の強い犬種の場合、お互いが慣れるまで時間がかかるかもしれません。
家の中での子猫の居場所が固定してくると、つかず離れずの同居のルールがいずれ確立します。

・ウサギ・鳥・金魚
ウサギは体格的には同等ですが、やはり草食獣と肉食獣の差。
猫は遊んでいるつもりでも、ウサギがケガをすることがあります。
いつでもケージに避難できる状態での同居がベストです。
ハムスター、フェレットなどの小動物は、必ずケージ飼いを。

・鳥・金魚
問題は、鳥と金魚。
食欲とは関係なく、猫は狩猟本能を刺激され、興奮します。
鳥カゴに飛びついたりしないように根気よくしつけられれば、同じ部屋でもOK。
ただし、室内を飛んでいたら捕獲してしまいます。
扉の閉め忘れには、くれぐれもご注意を。
魚は、金網などでふたをしておく方が安心です。

相性のよい組合せ
●猫は本来、単独生活の動物。
とはいえ、食べ物が充分にあり、狩りの必要のない飼い猫は、何匹かを一緒に飼ってもお互いうまくやっていけます。
ただ、新しく迎えた猫と先住猫がうまくやっていけるかどうかは、相性もかなり関係してきます。
成猫のオス同士は、お互いのテリトリー意識がぶつかります。
先住の老猫と新しく来た子猫の組合せも、子猫の元気さが老猫にはきつい場合があります。
トラブルの発生率が低いのは、成猫のオスとメス、成猫のメス同士、成猫と性の異なる子猫です。

人間の赤ちゃんがやって来た!
●先住猫にとって、いちばんこたえるのは、あとから来た人間の赤ちゃん。
妊娠、出産となにかと落ち着かない日々のあとに現れる「赤ちゃん」の存在は、猫を欲求不満の固まりにします。
子猫のように甘えてみたり、呼びかけても無視してすねてみたり、はては赤ちゃんにツメをたてたり噛みついてみたり…飼い主も猫もストレスの日々になることが多いようです。
ストレスで傷ついた猫の心を癒すには、これまで以上にかわいがり、いかに大切な猫であるかを伝えるしか手はありません。